森達也監督の新作『FAKE』が明日から上映開始。

2016年6月4日 09時45分 | カテゴリー: 活動報告

給食試食会オウム真理教信者を描いたドキュメンタリー『A』などで知られる森監督は冷静で核心を突く発言で私にとっていつもとても気になる人です。今度の作品は2年前ゴーストライター騒動で渦中の存在となった佐村河内守さんに密着して撮影し完成したものだそうです。「今の世の中は安易に真実と虚偽を二分するけど、本当は善悪二分にできないはず。メディアは四捨五入して、1かゼロにして簡略化して報じる。省略する過程でだいじなものがどんどん消えて行っているのでは。」と問いかけます。その分かりやすさは受け手が求めるのか、それともメディアに馴らされ操られているのか。

「誰かに会って話をした。相手の笑顔をニコニコと書くか。ニヤニヤと書くか。それを記述する人の主観によって感じ方はまるで変わる。それが情報の本質です。ニーチェは『事実はない、解釈だけだ。』と言った。世の中はいろんな解釈で成り立っている。」端的な例で確かにと思い当たるし、言葉を選び発する重大さに圧倒されます。

今回の議会の一般質問では、シティズンシップ教育やアクティブラーニングを扱いました。どれくらい暗記したか正解したかを評価するなんて無意味!!おもしろくないのにずっとやらされている・・・失敗を怖がり、こころが固くなり、指示を待つ。人間はみんな冒険家で挑戦するのが好きなはず。批判力、疑うことから生きた学びが始まり、自分でやってみて間違うことこそ若い時代にたくさん経験すべきです。

『FAKE』は4日より東京・渋谷のユーロスペースなどで順次公開とのこと。