「私たちには世界の半分しか見えていない」ことこそ、世界中で共有すべき事実だ!

2015年12月11日 13時15分 | カテゴリー: 活動報告

東京ネット主催国政フォーラム「立憲主義・平和主義の危機を考える」講師/ピースウィング代表・元松坂市長

今日はびっくりするような早変わりの天気。朝は10時頃まで大雨で、道路も川のように雨が流れていたのが、昼から空は晴れ間、気温20度、強風です。自転車で向い風は特にきつい!!

といったことを言える平和な日本。でも世界はどんどん平和とは言えない方向にまっしぐらに進んでいうことは言うまでもない。菅原文太さんが他界して先月28日で1年。辺野古基金の共同代表を務めている妻の文子さんが琉球新聞に寄稿した文章は耳を傾けたくなる内容です。抜粋で紹介します。「フランスの悲しみや怒りを世界に届けるメディアは数多くある。彼ら声は大きく、よく響く。その明るさは遠い日本にまで届く。ビールやワインと片手に、存分に語り合う自由も、そこにはある。しかし、多くの市民たちを殺害し、自らの若い生命もその場に捨てたイスラームの人たちの声を届けるメディアの声は、あまりにも小さい。だから私たちには、世界の半分しか見えていない。半分は明るく、半分は暗い半月を見るようだ。半月の暗闇では、パリでそうであったように、倍返しの空爆で殺された人々に花束が積まれているのか、ローソクが惜しみなく燃えているのか、かつて私たちの国の暗い戦争の時代に、妻や母や子が、夫や息子や父の死を悲しみ嘆くことが許されなかったように、半月の片側では今も許されていないのか、有無を言わせず赤紙1枚で戦地に引き立てられていったように、同じように命じられて死んでゆくのか、それらを知ることなしに、安全な場所から明るい半月の片側にだけ花束を捧げることはできない。そこにもここと同じようにあるなら裁きのつけようもあるが、富も自由も乏しいなら、私たちはそれを痛み、悲しむことしかできない。」そして、「テロに軍事力で臨む時、その爆音の大きさに大義は吹き飛び、憎悪と復讐の灰が地にも心にも積もり続ける。」と結ばれています。

「イスラム国」の「首都」シリア北部ラッカでは連日多数の市民がフランス軍の報復空爆により巻き添えで死傷しています。「空爆の狙いは何もかも破壊すること。フランスもロシアもアメリカも、私たちの命はだれも気にかけていない。」とのふつうの市民の悲痛な声。実際、現地「国立病院」の集計では、パリの同時多発テロ後の2週間で市民の死者は約75人、負傷者は340人を超えたとのことです。

武力は何も解決してこなかったし、これからも解決どころかすべてを壊すだけ。歴史やこの今の現実に目を向けて間違った道を選んではいけない。