『福島原発事故の作業員被ばく』、国の影響研究がはじまります。

2015年1月21日 16時24分 | カテゴリー: 活動報告

1月16日、山梨学院大学教授 江藤俊昭さんと。議会改革についての研修後。

国が実施する疫学的な研究は2011年12月16日までの間に福島第一で緊急作業をした約2万人が対象、まず福島県で2000人の先行調査をするとのことです。たいへんな調査となり、何がどこまで解明できるのかわかりません。

新聞では元作業員の状況が紹介されています。2011年7月から4か月間作業した56歳の男性は2012年春に血尿は出て診察を受けると膀胱がんで、その1年後健診を受けると大腸と胃がんが見つかったそうです。転移ではなく3カ所ものがんになったのは被ばくが原因だとして2013年8月に労災を申請、一方で胃と膀胱全部摘出、大腸がん切除、重度障害者の認定を受けました。

当時の作業の様子は壮絶です。無人重機を遠隔操作してがれきの除去するわけですが、がれきの下には配管やバルブなどがあり、遠隔で無理な場合は鉛のベストで重機にのって直接操作したり、重機でつかみきれない小さながれきは腹で支えるようにして手で持って運んだというのです。当時は空間線量も高く、線量計の警報は鳴りっぱなし。線量はすぐに限度に達っしてしまうので線量計をつけずに作業していたそうです。男性の被ばく線量は記録上は56.41ミリシーベルト・・・。「実際はこんなものではない。」「国や東電は検査を受けろというが、労災が認められなければ治療は自費。命懸けで作業をしたのに使い捨てだ。働きたくても働けない。個人では因果関係を立証できない。国は調査するなら徹底的にしてほしい。」

今現在も多くの作業員たちが被ばくをしながら、目途の立たない『収束作業』にあたっています。なんの根拠をもって「収束した」というのでしょう。説明してほしいです。