7%の衝撃

2014年12月23日 11時30分 | カテゴリー: 活動報告

市場調査会社の実施した「おせちに関する調査」で2015年の正月におせちを食べると回答したのは全体の40%。食べる人の90%超はお取り寄せや一部をお店で買ったりするということで、なんとすべて手作りするのは7%だそうです!!!毎年年の瀬には手作りおせちの話題をこのホームページ上で取り上げてきたのですが、私は知らないうちに超少数派に属していたわけで、我が家の子どもたちも特殊な家庭に育ったことになるのかしら。同社はお取り寄せをするとした人の中から2000人を選び、複数回答で理由を聞くと、「手作りする手間を減らすか、なくしたいから」が62.4%。「お正月に贅沢な気分を味わいたい」が32.0%。「作る人がいない」との回答もあったそうです。

おせちをはじめ様々な伝統行事には想いや願い、祈りや知恵がたっぷり込められています。私はなるべくこういった行事をたいせつにしたい、次の世代にもつなげたいと思っています。やってみると昔の人たちへ感謝がわき、想いをはせることができます。そして、謙虚な気持ちになります。『文化』は進化したのかもしれない。確かに便利になりました。しかし、それとともに私たちはたくさん失っていることにも気づいています。

辰巳芳子さん。『食を通して日本の自立を考え、自分たちが食べるものは自国で賄う必要があると考えてきた。地球規模の異常気象や人口問題などで、食料輸入が困難になる時代が迫っている。そのため、モノを大量消費する西洋型の文明から転換し、「この国が持つもの、持たざるもの」を識別し、分際をわきまえることを説く。彼女が病床の父のために工夫を凝らして作り続けてきたスープは、やがて人々を癒す「いのちのスープ」と呼ばれるようになり多くの人々が深い関心を寄せている。いのちの始まりに母乳があり、終わりに唇をしめらす末期の水がある。人の命は絶えることのない水の流れに寄り添って健やかに流れる。』

そしてもう一人、佐藤初女さん。『1921年青森県生まれ、今年93歳になられる。岩木山の麓に「森のイスキア」を開設。そこに迷い、疲れ、救いを求めて訪ねてくるひとがあとを経たないという。その人たちのために食事をつくり、話を聴き、寄り添うことで再び生きる力を取りもどす手助けをされてきた。こんな言葉を見つけた。「心を病んだ人がやってくる。体を病んだ人がやってくる。重いのやら、軽いのやら、荷物を背負ってやってくる。そして、気づけば、自分で荷物を降ろして帰っていく。」初女さんがにぎったおむすびを食べた青年が自殺を思いとどまったというようなエピソードが数多く残っている。』

辰巳芳子さんのスープ、佐藤初女さんのおむすびのようには遠く及びませんが、がさつでせっかちですが、私なりの表現で何も作り出すことのできない人間として、天地創造の神様への畏敬を示したいな、と思っています。