教育とは何かを朝ドラから学ぶ

2014年5月23日 23時07分 | カテゴリー: 活動報告

今、朝の連続ドラマは「花子とアン」。山梨の貧しい農家に生まれ育ったはなは、行商をしている父に見出され、給付生として東京の女学校に10歳から寄宿します。なみなみならぬ努力をし、才能を開花させ、のちに『赤毛のアン』の翻訳で有名になる村岡花子の物語です。

1913年のはなは女学校の卒業式で校長先生の通訳という名誉な大役を果たします。そのスピーチが大変すばらしい。

My girls. Grow old along with me. The best is yet to be. If  some  decades later you look back on your time with us here and you feel that these were the happiest days of your  life, then  I must say your education will have been a failure.

Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation  because  the best things  are never in the past, but in the future. I hope that  you pursue life, and hold onto your hope and your dream  until the very end of the journey.

『私の愛する生徒たちよ。私とともに老いよ。最上のものはなお、あとに来たる。今から何十年後かにあなた方がこの学校生活を思い出してあの時代が一番幸せだったと一番楽しかったと心の底から感じるのなら私はこの学校の教育が失敗だったといわねばなりません。

人生は進歩です。若い時代は準備のときであり、最上のものは過去にあるのではなく将来にあります。旅路の最後まで希望を持ち続け進んでいくものでありますように。』

これは生徒の「女学校時代がもっとも素晴らしく、これ以上の日々はない」という答辞に返答した、威厳のあるスピーチであり、内容は今、この日本にあっても示唆することが十分通じ、心に残ります。コピーもエアコンもパソコンも宅急便もウォシュレットもコンビニも新幹線も便利なものは何もない時代なのに、なんだかうらやましいくらい豊かさを感じるのはなぜでしょう。便利は不便、もう一度みんながしあわせになる方法を考えてみようと思います。