介護保険はまさかの時の助けになるのか?

2013年8月17日 22時39分 | カテゴリー: 活動報告

超高齢社会と人口減少は自明のこととなって久しいです。今後どんなに政府の少子化対策が成功しても日本の人口が増えることはありません。その対策として打ち出されたのが1999年に始まった介護保険制度。北欧の例の学び、施設でななく、住み慣れた地域、自宅で自分らしく暮らしていくための制度であったはずだし、家族にとってもまさかの時の心強い保険であったはずでした。福祉を金儲けの道具にしない歯止めもどうしていくのか、懸念材料でした。

誇れる理念のない政策はすぐに破綻してしまった・・・。3年おきに見直しがされて計画が作り変えられても利用者にとって必要なサービスは家族が同居しているとか、嗜好品は買ってきてはいけないとか様々に制限され、自立のための支援は薄くなり、今度の改正では重度の人のみに介護保険を適用する方針が示されました。介護保険を使って自宅で暮らし続けることは贅沢な夢となり、結局、どの自治体も特養ホームなどの施設を作り・・・。選択肢のない中で家族も本人も望んでいない生活を強いられてしまっている方が多いのではないでしょうか。狛江では、在宅医療を行う医師がいまだにいません。写真は在宅医療相談室を併設する調布市の医師会を訪ねた時のものです。女性は社会福祉士の資格を持つ専門相談員です。

今、狛江ネットではみなさまに生き活きレポートをお配りしています。ぜひみなさまのご意見をお寄せください。身内の介護、認知症の対応、不安な老後・・・政治が動かないからといってこれらの問題から解放されるわけでもありません。2014年4月、消費税率を5%から8%に上げるかどうか、議論されています。増税法では税収を年金・医療・介護・少子化対策など社会保障に充てると明記されてはいますが・・・復興増税を被災地以外の事業に流用した事実もあります。限りなく自己責任にシフトしていく日本社会。形骸化していることが疑問視されることもなくなった価値のない民主主義。「生きさせろ!!」とも言わなくなっている日本の人権意識。何よりも私たちが関心、想像力のないことがいちばん怖いです!