「慰安婦と兵隊」を読む

2013年5月23日 22時26分 | カテゴリー: 活動報告

黒竜江に近い駐屯地に遅い春がきたころ毛虱駆除の指導で慰安所に出向いた
オンドルにアンペラを敷いた部屋は独房のように飾り気が無く洗浄の洗面器とバニシングクリームが辛い営みを語っていた
いのちを産む聖なるからだにひとときの安らぎを求めた天皇の兵隊はそれからまもなく貨物船に詰められ家畜のように運ばれフィリッピンで飢えて死んだ
水銀軟膏を手渡して去るぼくの背に娘の唄う歌が追いかけてきた
わたしのこころはべんじょのぞうり
きたないあしでふんでいく
おまえもおなじおりぐらし
いきてかえれるあてもなく
どんなきもちでかようのか
おまえのきもちはいたくはないか

陸軍の衛生兵として旧満州の慰安所で薬を配って歩いた経験をもとにした河上政治さん(92歳)の詩だそうです。先日、東京新聞に載ったこの詩は、私の心にも強く残りました。「慰安婦の制度は必要だった」と言い放ち貫く人、「言いにくい本音を言うことは必要」と思う人・・・読んでほしいと思います。人間は誤ちを犯し、悲しい事にそれを繰り返す。だからこそ、理念や理想を掲げることでこうありたいと言葉にして、多くの人たちと確認しあう。開き直ってはならない