『大事なことは市民が決める社会』を失う前に・・・

2013年4月30日 00時08分 | カテゴリー: 活動報告

コデマリ、ジャスミン、ツツジやヤマブキ。ちょっと近所を歩いただけで色とりどりの花が可憐に咲いています。空も青く緑もきれいです。

昨日、政府の「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」が東京で開かれ約390人が出席したその一方で宜野湾市では式典と同じ時間で「4・28『屈辱の日』沖縄大会」が開かれ1万人が参加したそうです。同じく昨日は「脱原発をめざす首長会議」が茨城県東海村で開催されました。狛江の高橋市長も会議に参加すると聞いています。改憲か護憲か、原発推進か原発ゼロか。私たち国民は今まさに大きな岐路で重要な選択に迫られていると言えます。

私は昨日は「議会の改革は何をめざすのか」という福嶋浩彦さんの講演、今日は八王子で「変えていいの?日本国憲法~本当は怖い自民党改憲案」という伊藤真さんの講演を聴きました。お二人とも早口?なのですが、とても整理され濃厚な内容とキッパリ明快な語り口でクオリティーマックスな?講義で、とてもわかりやすかったです。

福嶋浩彦さんによれば・・・歴史的にはじめて人口減少社会に突入し、『成長』をすべての価値の基本においた発想は通用しない。まちづくりはエリートの分析ではなく人々の想いから出発し、市民、議会、首長、職員の対話によって合意を作り出し具体的な政策を決める。受験勉強で正解を探す訓練ばかりしてきた人は、まちづくりにも正解がありそれを見つける人が優秀だと思っている。しかし私たちの外にあらかじめ正解があるわけでは決してない。私たち自身が合意を作りだすのである。市民との対話と合意が改革の原動力となる。対話と合意をリードする議会か、陳情の代行か。議員には議員同士の徹底した議論と決定者としての自覚が必要。

伊藤真さんによれば・・・立憲主義とは権力行使に憲法で歯止めをかける考え方。法律は国民の自由を制限して社会の秩序を維持するためのもの=国民に対する歯止め。憲法は国家権力を制限して国民の人権を保障するもの=国家に対する歯止め。憲法とは人権保障が目的。人間は弱い不完全なものであり権力者は間違うことが前提。憲法とは多数派で強者である国家権力を制限して少数派で弱者である国民の権利・自由を守る法、強者による弱者への理不尽を許さないということ。国家とは人為的に作られた権力であり国とは違う。故に憲法では文化、伝統、歴史といった人それぞれで価値や評価が違うものについては中立であるべき。すべての人に共通のものそれは唯一「人間である」ということのみである。憲法を理解する上で重要なことはイマジネーション(想像力)である。多数派から少数派への、多数派と少数派は入れ替わる可能性があることへの、人間には強いところも弱いところもあるへのイマージネーション、他者への共感。同じく憲法改悪を阻止する上で重要なこと、権力の危険性、戦争の悲惨さ、自分の生活がどう変わるかを想像する力。このままでは国家を形成し成長させる「パーツ」としての国民にされてしまう!!『人間として生きる価値があるという点では人はみな同じ、個性や多様性を認めあえる、人はみなちがう』ということ、それが「すべての国民は個人として尊重される」というのが日本国憲法。

戦前に戻ることは決して許されない。もっと貪欲に知って、声を上げましょう。表現の自由があるうちに。