オランダの幸福な子どもたちと日本の迷走する子どもたち

2013年4月14日 18時11分 | カテゴリー: 活動報告

4月12日午後、東京・生活者ネットが主催するオランダ教育・社会研究家のリヒテルズ直子さんの『安心・共生・幸せ オランダ型成熟・市民社会に学ぶ』という学習会に参加しました。都庁議会棟の会議室がほぼ満員。日本がこのままでいいのか、よくないはずなのに、「古き良き自民党で安心」という空気に飲まれてしまいそうな不安感。不安が大きすぎて投げ出したい、考えたくない、誰かに任せたい、どうにかなるはず・・・事なかれ主義。やっぱりどうにかしなきゃという人たちがここに集まったのでしょう。

リヒテルズ直子さんのお話は何度も聴く機会を逃していて、今回がはじめて♥想像以上に素晴らしく、まったく眠気がなかったほどです。実はこの日の睡眠時間は私にはめずらしく3時間くらいだったので、残念ながらぜったい寝てしまうと思っていたんです・・・。

WHOの調査で、オランダの13歳の思春期の子どもたちは学校が好き、勉強のプレッシャーがない、すごいのは「親になんでも話せる」、そして朝食をとっている比率がとても高いことがわかりました。物質的には10位なのに子どもたちの主観的豊かさが1位という結果はオランダが本物の教育を実践している証明です。空気を読んですむのではなく、相手の話をよく聴き、自分の主張もことばではっきり伝える。ちがう立場の人達が共存、協働をめざし譲り合いながらつくった労働のかたちがワーク・シェアリングであり、いろんな立場の人達がいろんな意見を出しあうから危機管理ができるというのです。それには個人がしっかり育つことがたいせつです。そもそも市民とは「自由を持った」という意味で自分で考える存在、すなわち自分がしていることはよいことなのか、社会は正しいのかなどを批判的に思考し努力し、「社会的正義を守る」存在だということです。

社会は常に変化し、なすべきことも変わります。教えられたことだけを素直に憶えること、すべてに従順であることを強く求め、それがもっと強くなる方向の日本の子どもたちが壊れていくのは目に見えています。いじめは道徳教育なんかで解決できない。リヒテルズさんは「教科書はゴミ。オランダではデジタル教科書。先生や学校の役割を真剣に考えている」とのこと。そんなものの検定に躍起になっている国を相手にする国は存在するのかな。そんな日本が性懲りもなく進めるのは「TOEFLの導入」!?何10年この手の英語教育で失敗しているのか!国際的人材とは何なのでしょうか。今ならまだ声をあげることができます。「何も知らないことが社会を肯定することになっていた」とはブラジルの教育哲学者パウロ・フレイレの言葉だそうです。

6月23日の都議会議員選挙にむけ生活者ネットでは6人の候補者擁立しました。昭島の星ひろ子、国分寺・国立の山内れい子。世田谷の西崎光子、練馬のやない克子、杉並の小松久子、そして大田の奈須りえです。今後もこういった学習会をふくめ、ともに知る、学ぶ、考える、行動する場を積極的につくっていきます。