武藤類子さん『今、福島でおこっていること』を語った

2013年1月21日 00時45分 | カテゴリー: 活動報告

昨日、ルミエール府中で学習会があり、「怒りを秘めた東北の鬼」との異名を取るに至った武藤類子さんにはじめてお目にかかりました。1953年に生まれ養護教諭を経て、2003年三春町の山里の自宅に喫茶「燦(きらら)」を開きました。福島第一原発事故までは庭でとれた野菜、山でとれた木の実、太陽光による発電など自然の恵みをふんだんに使う暮らし。山小屋で本を読むのが大好きな物静かな女性です。ほんとうに物静かな語り口でした。

福島に生まれ育ちながら、原発には無関心だったそうですが、1986年のチェルノブイリ原発事故が起き、このままでいいのかと疑問が膨らみ、脱原発運動に身を投じたとのこと。そして、日本でも起こるべくして決して起きてはいけないはずの事故が起こってしまいました。

4号機は約1600本の使用済み核燃料があり、少しの地震の揺れにも油断はゆるされない一発触発の危険な状況。2号機の格納容器付近の空間線量は毎時73ミリシーベルトという命を奪う放射能が放出されているそうです。線量の高い川内村が全員帰村地域になり、いわき市の水源でもある鮫川村という比較的線量の低い場所に国の環境省は高濃度の放射性廃棄物の実験実証炉をつくろうとしているというのです!!原発事故のがれき撤去には300年かかる、ベテラン作業員は線量が限度いっぱいで働けない、福島の子どもたちの40%に膿疱がある・・・。なのに「事故を忘れて明るい未来を作りたい」、心配を口にすれば復興を阻む人に見えてしまう。『事故のあった場所から風化が始まっている』という現実。

だから、電気をもっとも使っている東京に住む私たちこそ、大きな声をあげて、手をつないで動き続けよう、集会やデモに参加しよう。「原発いやだ」「いのちが大事」をつぶやき続けよう!