子どもたちのSOSを受け止め、支援するオンブズの制度を広げよう!

2012年12月23日 22時55分 | カテゴリー: 活動報告

朝から冷たい雨。文京区の東洋大学白山キャンパスで12回目になる『子どもの権利条約東京市民フォーラムのつどい』が開かれました。「”いじめ”は、なぜ繰り返されるのか」というテーマです。基調講演は本フォーラム代表の喜多明人先生、いじめ問題をどう捉え対応すべきかについて具体的な提案をしていただきました。いじめは「いじめられる自分が悪いから」として自分を追い詰める。そうではなくて「自分は悪くない、相手が悪い」と認識することで「SOSを出してよい」と子ども自身がわからないといくら相談窓口や制度があってもそれは形骸化してしまう。日本も1994年子どもの権利条約批准をしました。にもかかわらず子どもの権利の視点は浸透するどころか薄れ、その権利に対する意識の共有がされていない。2006年第一次安倍政権においてはいじめる子どもの出席停止や警察介入という厳罰化、いわゆるゼロトレランスの政策がすすめられました。そして出席停止のあとは再生プログラムが用意されています。しかし、本来子どもたちのためには分離ではなく調整をすることが求められています。いじめられている子どもはSOSを出すという力を失っています。周りの大人がその役割をはたすべきではないでしょうか。そして逃げること、休むことを権利として保障することです。緊急避難ができるシェルターや安心して相談や通報できるようにすることが必要です。また、いじめについて学校や教育委員会がすべてを曖昧にし、原因究明をしないのは個人的な損害賠償の発生をおそれるためだそうです。原因究明は再発防止のためであって責任追及ではない。例えば航空機事故調査と同じように無過失責任主義が教育の現場にも取り入れられなければなりません。

違いを認め合うこと。また子ども参加型で自己実現できるような学校づくりをすれば結果として自分のやりたいことに取り組めるのでいじめてる暇はないというのです。子どもの権利という考えが中高生をはじめとした子ども自身に定着していないことを解決することで、子どもたちが自分に尊厳を持ち、自分を守るためになるのではないでしょうか。