10.26 反原子力の日に今中哲二さんの講演会に参加しました*

2012年10月27日 23時51分 | カテゴリー: 活動報告

昨日は「原子力の日」だそうです。1956年10月26日 – 日本が国際連合の専門機関の一つである国際原子力機関へ参加、1963年10月26日 – 茨城県東海村の日本原子力研究所の動力試験炉 (JPDR Japan Power Demonstration Reactor) が日本で初めての原子力発電に成功したことがその理由です。でも3.11以降の日本では毎週金曜日には官邸前の反原発デモが継続的に行われ、私たちにとっては反原子力の日。京都大学原子炉実験所助教の今中哲二さんは何度聞いても難しい原子力の話をわかりやすく教えてくれました。原子力工学、環境影響評価・環境政策を専門に原子力開発のあり方に疑問を持ち“原発をやめる”ことに役立つ研究をしてきたことは有名です。小出裕章さんも原発が絶対安全でまちも雇用が増え、財政も豊かになるいいことばかりならなぜ遠く離れた過疎地につくるのだろうというシンプルな疑問が反原発の原動力となったそうです。権力との闘い。

「核分裂をとめる、炉心の熱をひやす、放射能をとじ込める」このことが安全対策として万全に保障されなければどんな過疎地であっても原発など建設、まして稼働などさせてはいけないはずです。一旦事故が起これば「地域社会がまるごとなくなる」ことはチェルノブイリでもわかっていた、そのことが今福島で起こっています。それなのに国は除染をしてがれきを広域処理して人々を帰還させようとしています。みな住み慣れた懐かしいふるさとで慣れ親しんだ隣人や大切な家族と暮らしたい!・・・しかし汚染の深刻な地域はそうしたくてもできないのです。なぜこのことが政治家や官僚にはわからないのでしょうか。

一方辞任した元石原都知事は「原発をどうするかは些細なこと、もうちょっと大きな視点で考えられないか」と発言したと新聞にありました。偏狭な考え、恨みと劣等感、限定された人間関係の中であまりにも弱者の思い、人の痛みが分からない、心が通じない人だと心底がっかりしました。

今後心配される放射能の影響による晩発性障害。よくわからないときは危険な、最悪な場合を想定して予防原則に立つことが重要との指摘がありました。汚染の少ない地域を含めた子どもたちの健康状態の定期的なチェック、健康追跡疫学調査と万が一の補償制度を整えておくことが必要であるという今中さんの提案は即実施すべきと思いました。