戦争と平和が語られる8月の日本、怒る写真家豊田直巳の叫びとは

2010年8月8日 18時45分 | カテゴリー: 活動報告

世界の多くの子どもたちの現状に私たちが目を向け、できることを始めるために

 昨日までの6日間、経堂生活クラブ館にて『未来を紡ぐ、子どもたちの願い』写真展が開かれていました。主に紛争地をめぐり、そこに暮らす人々を取材している豊田直巳さんの講演会もあるというので最終日に滑り込んで行って来ました。
 イラクやパレスチナ、旧ユーゴスラビアなどの戦火に巻き込まれてしまっている子ども。アフリカではエイズを発症したこども。モンゴルやフィリピン、インドでは児童労働、インドネシアでは津波の被害にあった子ども。親を失い孤児になった子、自身が劣化ウラン弾で白血病になった子。戦時下ではみんなが銃を持っている・・・敵はだあれ?なんのためのだれのための戦いで、苦しみなのか?非日常が日常、だれも慣れることなんてできっこない。静かだけど強いメッセージを写真からうけとりました。
 あふれる情報におぼれそうな日本社会。だけどそこにどれほど知らなければならないのに操作され知らされていないたくさんの事実があるのだろう?彼はそれを怒りを持って訴えていました。『みんな自分はいい人、被害者でいたいという気持ちを持っている。でもそれでいいのか、それは本当のことなのか?』
 危うい世の中、知らないうちに言いたいことが言えない空気が充満して息苦しくなってはいないでしょうか。戦争が始まる前日までデパートには食品や衣料品などがいっぱい並んでたけど、次の日にはすべてなくなっていたとか、多くの人が飢えに苦しんでいたのに軍の上層部には潤沢に食料があってパンが捨てられていたとかいう話も聞いたことがあります。それは遠い昭和の昔のことなのか、現在に照らして考えることもまんざら無駄とは言えないと思いますが・・・。