人権週間にみんなで考えたかったこと

2009年12月15日 17時49分 | カテゴリー: 福祉

大阪のオムニを招いたおしゃべりサロンの報告

 今月4日から10日まで人権週間だったことは知っていますか?東京都では視覚障害のヴァイオリニストや義足のハイジャンパーの方たち等の講演と映画「おくりびと」の上映の企画を実施していました。また、狛江では和泉小学校の子どもたちが描いた人権啓発の絵がラッピングされた小田急バスが今月末まで走るという記事が新聞に載りました。
 さて、私たち狛江生活者ネットワークではこれに先駆けて、10月5日に大阪在住の在日朝鮮人、キムホンソンさんの話を聞きました。1951年に広島で生まれたホンソンさんは中学1年の夏休みに両手切断事故にあい、そのまま中学を中退せざるをえませんでした。その後、高槻市で在日朝鮮人子ども会に指導員として働きながら日本人の男性(夏にホームページにも登場した紙芝居のおっちゃん、鈴木常勝さんです)との間に二人の息子が生まれ、大阪のオムニ、ホンソンはピースボートに乗船したりの大活躍中の1986年に私は彼女と出会いました。
 2006年から大阪国際大学で非常勤講師として人権教育論を教えていますが、その熱い授業を実は狛江の中学生にも受けさせたいという想いで人権週間に先駆けて、東京に呼んだのです。
 長い付き合いですが、彼女が両手を切断した話は聞いたことがなく、大阪に行って泊まらせてもらえば料理はするし、はがきで手紙もくれる。お箸は使えないけれどなんでも上手にこなしていて、身のこなしも自然ですしね。ただ、まちがいなく波乱万丈で大変な苦労をしていることはわかっていましたけれど。
 差別、誰の心にも存在する意識。「なくしたい」ではなくそれとともにありながら、そのままではいやだと願うこと。そのために心のバリアをフリーにしたいと強く思うこと。いろんな人と友達になること。隣にならび寄り添う気持ちを持つこと。 
 ホンソンさんが最後に私たちに「少なくともここにいる人は三重苦の私よりは不幸ではないはず。私でもこうして笑っている今があるのだから是非皆さんは私よりいっぱい笑ってください。」といいました。素直にその言葉をとらえました。また来て!今度は子どもたちに語ってほしい。